文明の利器

ついにDVDプレイヤーを購入しました!
プレイヤーというところが悲しいんですが僕にはこれで十分です。録画したい番組なんて滅多にないですしね。いやー文明の利器って感じです。すごいんですね、DVDって!なんかズームできたりするし、見たい場面まで巻き戻しや早送りなんてしなくてもいいし、アングルまで変えれるんですね!いささか時代に取り残されすぎてる感を否めないんですが、まあそこはスルーってことで。

ビデオがあれば十分じゃないか!っていう保守的な気持ちがあって、長らく購入を躊躇っていたのですが、そんな僕の背中を押してくれたのは近所のレンタルビデオ店でした。きっかけなんて小さなものですなあ。

正確に言うと、僕にDVDプレイヤー購入のきっかけを与えてくれたのはそのレンタルビデオ店のAVコーナーでした。今日もいつものようにAVゾーンのカーテンをくぐり、新作コーナーをチェックしようとしてたんですが、そこには驚愕の光景が広がっていました。

うん、なんか新作コーナーからビデオが消えてたんですね。で、その代わりにDVDがズラーっと陳列されていました。いやいや、ありえないありえない。ほんと愕然として新作コーナーの前でしばらく固まってたからね。

「これから新作チェックしたいときにはどうしたらいいんだろう…」「これからは旧作のみで窮地をしのいでいかなくてはならないのか…」なんていうネガティブな考えが頭の中でグルグル回り始め、それはいよいよ脅迫観念の体を成してきました。ほんと昼間っから何考えてんだ。

そのとき、「そうだ!この店ではDVDプレイヤーも販売しているじゃないか!」そんな思いつきが神の啓示のように僕の頭に舞い降りてきました。「このタイミングを逃してはならない!」そう思うや否や準新作DVDを一本手に取り、DVDプレイヤーを一つ小脇に抱え、血眼でレジに商品を手渡しました。満足満足。

でも、そのレジが問題でした。そのレンタルビデオ店のレジは、なぜかディスプレイが客側を向いていて、後ろの客に自分が何をレンタルしたのか容易に見られてしまうんですよね。ほんと不親切極まりない。で、そのときも僕のレンタルしたDVDのタイトル『シーサイド〜海辺のHなオープンカフェ!〜』が容赦なくディスプレイに表示されていました。でもまあ今日の僕はDVDプレーヤーも購入していたので、店員がさっさとそれのバーコードを読み込んでくれれば、ディスプレイには『DVDプレイヤー』の表示が現われるはずです。そう思っていつもより安心していたところ




「DVDプレイヤーの保証書に店舗印を押しますので少々お待ちください」



Σ(゜Д゜;)

おいおい!先にバーコード通してくれよ!このままじゃディスプレイは『シーサイド〜海辺のHなオープンカフェ!〜』のままじゃないか!お前ちょっとは気つかえよ!嫌がらせか!?それとも新手の放置プレイか!?おいおい頼むよ!ぎゃーーーーーー!後ろに客並んでるー!

なんて混乱する僕を差し置いて、店員は「店舗印どこにあったっけー?」とか「あーあったあった、誰だよーこんなとこに置いたの」とか言ってのんびりと保証書に判子を押していました。うん、こいつとなら刺し違えてもいいと思った。

「あーりがとうございましたー!」っていう店員の声に送られながら僕はダッシュで店を出ました。僕の後ろに何人の客がいたんだろう…。何人の客に『シーサイド〜海辺のHなオープンカフェ!〜』を見られたんだろう…orz

ていう感じで購入したDVDプレイヤーなんですが、コンパクトサイズで場所も取らず、デザインもシンプルなので気に入っています。今後はまともなDVDをレンタルする予定です(もちろん別の店で)。



今日のBGM
コバルトブルー/THE BACK HORN

コバルトブルー/THE BACK HORN

THE BACK HORNについて僕が特にいいなーと思うところは、歌詞やそこに表される世界観、メロディー、鳴らされる音など、楽曲を構成するあらゆる要素の一体性が極めて高いという点です(飽くまで個人的な所感ですが)。一つ一つの構成要素が渾然一体となった楽曲って最近あんまり聴かないんですが、THE BACK HORNの作品には毎回満足させてもらっています。ヘッドフォンチルドレンにも胸を締め付けるような曲が満載です。かっこよすぎて自然に笑っちゃいますね。